第20回あびらスマイルカップU10の上位トーナメント準々決勝は波乱と力の差が交錯した熱戦が繰り広げられました。まず注目は室蘭中島旭ヶ丘サッカー少年団が石狩FC①に0-3で完封され、前半のうちに3点を許す形となった点。強敵相手に序盤から圧倒された悔しさは次につながるでしょう。一方、石狩FC②と苫小牧北斗サッカースポーツ少年団の試合は3-3の激戦。PK戦を4-3で制した石狩FC②はまさに紙一重の勝利で、見応えたっぷりの試合に。ヴェンタス幌向が室蘭八丁平FC①に1-3で敗れた試合も予想外の展開で、室蘭八丁平FC①は粘り強さを見せました。そして恵み野FC.OWLSが北星サッカースポーツ少年団を11-0で圧倒。強力な攻撃力で大会の主役の一角といえる存在感を示しています。次の準決勝は石狩リーグ対決と、波乱の準々決勝を勝ち抜いた強豪の対戦となり、さらに白熱必至です。

【解説ポイント】
・石狩FC①の安定感と前半の集中力が勝敗を決定
・PK戦の勝利で勝ち上がった石狩FC②は精神的にも成長を示す
・恵み野FC.OWLSの攻撃力は今大会屈指の爆発力