第14回 INSTINCT BROTHERS CUP U11静岡大会の1〜4位決定トーナメントは、バディTopが決勝でクレバーフットを相手に前半の速攻を生かして1-2で制し、優勝を飾って幕を閉じた。大会を通して特に印象的だったのはクレバーフットの準決勝での鋭い攻撃力で、テンポの良いパスワークとフィニッシュ精度が光った点だが、決勝ではバディTopが前線の連動と守備の切り替えでリードを守り切る逞しさを見せた。ドリーム愛知JFCは3位決定戦で冷静に得点を重ねて粘り強さを示し、Honda FCは結果こそ振るわなかったものの終盤にかけての粘りや個々の成長の跡が見られ、これからの伸びしろを感じさせた。全試合に共通して前半で決着がつき後半は守備の読み合いになる場面が多かったことは大会の特徴で、指導面では前半の入り方と後半の戦術的切り替えをもっと磨きたいという示唆が得られた。

解説のポイント:
- 決勝はバディTopの前半の速攻と守備の切り替えで勝負が決まった。
- クレバーフットは攻撃力が高く決定機を作る力がある一方、最後の守りが課題。
- 全体として前半の立ち上がりが鍵になっており、前後半の戦術的切替が今後の成長ポイント。