第29回オオムラサキカップ決勝は東FCとコンサドーレ室蘭の顔合わせとなり、90分は互いに一歩も譲らず0-0。緊迫のPK戦を制したコンサドーレ室蘭が栄冠をつかみました。準決勝で東FCがヴェンタス幌向を大差で下して勢いを示したのに対し、コンサドーレ室蘭は準決勝こそ接戦をものにし、決勝では守備の集中力とセットプレーで勝負どころを支えたのが勝因に見えます。3位争いではアレアレアFCが攻撃で存在感を出し、第4位に終わったヴェンタス幌向も大会を通して粘り強さを示しました。大会全体では一発の決定力とPKでの精神力が明暗を分け、得点力を見せたチームと守備で粘ったチーム、それぞれに収穫があった大会と言えるでしょう。敗れたチームには次への糧となるプレーが多く、今後の成長が楽しみです。

解説のポイント
- 決勝は0-0からのPK決着、勝敗は集中力とメンタルが鍵になった。
- 東FCは準決勝の大量得点で勢いを作ったが、決勝では守備に阻まれた。
- コンサドーレ室蘭は攻守のバランスと勝負所での落ち着きが優勝の決め手。