現役選手の視点で今回の2位トーナメントを振り返ると、まず洛央の粘り強さが光りました。準決勝の洛央 vs 朱六は終盤まで激しい攻防になり洛央が4-3で勝ち切ったものの、朱六も何度もチャンスを作り出し成長の跡が見えます。午後の5位決定戦で洛央はボルト東山に対し試合を支配して4-1でまとめ、サイドの重ねやセットプレーの精度が勝因でした。対照的に7位決定戦での朱六と郡家は大きな差が出ましたが、郡家の前線からの連動や得点力は称賛に値しますし、敗れたチームも守備の戻りや集中力といった課題が明確になったはずで、次に生かせる経験を得たはずです。大会全体としては個々のフィニッシュとメンタルの強さが順位を左右した印象で、選手たちの伸びしろが感じられる大会でした。

解説のポイント

• 洛央は攻守バランスとセットプレーで安定感を発揮し5位を獲得した点。
• 朱六は準決勝での健闘と7位戦での崩れの両面から、メンタル管理が次の課題である点。
• 郡家は前線の連動で得点力を示したが、守備の継続性を高めればさらに上位が狙える点。