みやぎ生協めぐみ野杯 U-12後期2部南は全日程が終了し、ひときわ目を引いたのは首位のファナティコスです。7試合7勝、21得点・0失点と攻守で隙がなく、リーグを通して安定して勝ち切る力を示しました。2位のAOBAはTN戦の6-0やYMCA戦の4-0など得点力を発揮した一方で2敗があり、攻撃は魅力的でも継続性の面で僅かに差が出ました。榴岡はコパムンディアルに7-2と大勝して得点力を証明し3位に入り、鹿野もTNに8-0と爆発力を見せたものの上位との対戦では波がありました。逆にTNは0勝・2得点・38失点と守備面で深刻な課題が露呈しました。最終節（11/30）ではファナティコス3-0 YMCA、AOBA2-1 コパムンディアル、鹿野0-2 WATARI、榴岡3-1 TNで締めくくられ、これで全28試合が終了。勝敗に一喜一憂するのではなく、それぞれのチームが見つけた課題を次の成長につなげてほしいという印象のリーグでした。

• ファナティコスの無失点優勝は守備の完成度が決め手になった。
• AOBAや榴岡は得点力が魅力だが、安定した守備があればさらに上位を脅かせる。
• TNは守備再構築が急務。若い選手たちには改善の余地と伸びしろがある。